RL:今回のアクトトレーラーを発表。

 奴こそは死神――手にかけたものは数知れず。
 奴こそは運命――決して逃れることはできない。
 N◎VA最強!
 その称号(な)が呼んだ死の嵐、ストリートを吹き荒れる血風。
 誰も彼もが、その渦中に飛び込んでいく。
 たった一人の殺し屋が、トーキョーN◎VAを手玉に取った。

 トーキョーN◎VA The Detonation
 『死神の証明 - Proof of DEATH - 』
 災禍の中心で”死の舞踏(ダンス・マカブル)”を舞うのは誰だ!?

 ……というシナリオです。

九龍 大公:OKRL! そのアクトトレーラー、アレンジしてCMに使わせてもらうぜ!

RL:では、キャストの紹介に移ろう。
RL:まず、『カタナ』から。こんなハンドアウトをプレゼント。

【推奨スタイル:カタナ】
コネ:シャドウ 推奨スート:ハート
 エクスカリバー、エリス、ヤシャ――これまでにも様々な者が”それ”を手にした。
 N◎VA最強、戦慄と恐怖をもって語られる称号。
 そして、今はキミのものだ。N◎VAで命を狙われる覚えのある人間は、皆キミを恐れた。
 誰かがキミを雇いはしないか、と。
 キミは生きた伝説、死神の化身。
 だが、そんなキミに挑戦状を叩きつける奴が現れた。
 奴の名はシャドウ、キミと同じ顔をした、もう一人の死神だ。

宇津田篠雨:最近N◎VA最強を襲名した宇津田篠雨だ。よろしく頼む……
宇津田篠雨:……冗談だ。
宇津田篠雨:スタイルはアヤカシ●、カタナ=カタナ◎。
宇津田篠雨:全身を包帯で包み、ストリートを彷徨う剣客。

RL:襲名かよ。
RL:次は『イヌ』だ。

【推奨スタイル:イヌ】
コネ:『カタナ』 推奨スート:スペード
 奴は殺し屋で、キミは警官。絶対に相容れることなき間柄だが、奴とは妙な縁がある。
 何度となく、奴の仕業とおぼしき殺しを目にした。
 立件できた試しはないが、”奴を捕らえるのは自分だ”というこだわりもある。
 だからというわけではないが、他の連中よりは、奴のことが解る。解るつもりだ。
 この因縁には、いずれ必ず決着をつけなければならない。

平和男:俺だな。
平和男:ええと、年は49、性別:男性。スタイルのほうはカブキ●、エグゼク、イヌ◎。
平和男:ブラックハウンドは捜査一課につとめる現職警部で、名をば平 和男(たいら・かずお)という。

RL:通称ピースマンだな。
RL:最後に『トーキー』だ。

【推奨スタイル:トーキー】
コネ:オールド・ワイズマン 推奨スート:ダイヤ
 毎日のように報道される殺人事件やスキャンダル。
 もはや余程の大事件でもない限り、大抵のニュースは三日で風化し、一週間で忘れられてしまう。
 キミは不謹慎と知りつつも、そんな日常に空しさを覚えかけていた。
 だから、その人物が接触して来た時、予兆と、微かな期待を抱いたのだ。
 きっと、これからその”余程の大事件”が始まるのだ、と。

RL:九龍大公はいかなる男か。

九龍 大公:金髪に帽子を逆かぶり、怪しげなグラサンをつけ、常にメガホンを所持する超映画監督だ!(自称)
九龍 大公:映画こそ我が命、映画の為ならどんな死地にだって馳せ参じよう!
九龍 大公:あ、ちなみに相当無茶苦茶な事やっていて、資産は凍結されてるはマリオネットとのコネは断ち切られてるわと色々な方面で倦厭されているぞ。

RL:了解。ではそれぞれキャスト間コネを取ってくれ。
RL:順番は ウツダ > 平 > 九龍 で頼む。

***

相談した結果、取得したコネは以下の通り。

ウツダ → <コネ:平和男>をスペードで取得。

(平和男:俺は宇津田のことを、一目置いている。「こいつはタダの殺人鬼ではない」とか?)

平和男 → <コネ:九龍>をスペードで取得。

(九龍 大公:この男、いずれ我がシリーズ物の映画に主役出演できる器かもしれん)
(九龍 大公:……ふっふっふ。いずれ奴を巡る署内ドラマも映画化してみせry)

九龍大公 → <コネ:ウツダ>をハートで取得。

(宇津田篠雨:いつか、斬ってやろう……)
(九龍 大公:おお、迫力のある映像を撮影できると言う訳だな!<斬る)

RL:始める前に、少しだけ。

・発言待ちをする位ならガンガン喋っちゃおう
・タイミングがズレちゃってもフレンドリーに対応するから、
 判定も神業も、詳細聞かずにやっちゃってオッケ
・登場回数はカウントしません(最初からフルに入ってるものとして扱います)
・キー効果も無しです

RL:それでは、スルスルと幕が上がります。
RL:黒字バックのスクリーンに、白抜き文字が浮かび上がる……


 KURYU PICTURES


……でんどんでんどんでーん♪


(観客:かーーねっかえせーーーー!!!!)


■■■ OPシーン1 ■■■

シーンプレイヤー:ウツダ キャストは全員登場

RL:N◎VA中華街にある豪奢な中華飯店。
客も店員も悉く切り捨てられ、倒れ付していた。
染み込んだ血が絨毯を黒く染め上げている。
ウツダの鼻をつく、むせかえるような錆付いた匂い――!

そこに散らばる死体の中に、キミは三合会幹部の肥満した肉塊を発見した。
今夜のキミの殺しのターゲット、のハズの男だった。
傍らに立つのは 九龍大公 と、N◎VA最強と謳われる伝説の――
そう……ウツダ、キミと同じ姿をした、もうひとりのキミがそこにいた。
奴はゆっくりと振り返る……

宇津田篠雨:「……夢かうつつか幻か……」

RL:【シャドウ】「――来たか(サメのように笑う)」

平和男:「宇津田が…2人?」(驚愕と困惑)

九龍 大公:「……こりゃひでぇ。一息にやられてやがる」(格好付けながら)
九龍 大公:「そして――、何故かいるはずの無い、もう一人の【伝説】。そいつを、俺たちは目撃した――」

RL:【シャドウ】「――俺はシャドウ、真の死神だ!」

宇津田篠雨:「己(おれ)を斬るというのもいいだろう……」いざ斬り伏せんと構える。

……と、睨み合う二人。
そして、背後からかかる 平和男 の鋭い声。

「動くな! ブラックハウンドだ!」

九龍 大公:「――事態をいちはやく嗅ぎ付け、突入する黒い番犬達。しかし、彼等の目にしたものは――」

宇津田篠雨:イヌの乱入に、カタナを抜きかけた瞬間で所作を停止する。振り返りはしない。

平和男:「2人とも、武器を捨てて、壁に手を…つくわきゃねえか」

宇津田篠雨:「その通りだ、ピースマン」

RL:この状況は一体何なのか?
現実感を失いそうな光景――だが、この死の匂いだけは、確かな現実だった。

九龍 大公:「……つーかもしかして、俺、大ピンチな所にいるような気がする。コソコソ逃げよう(小声で)」

照明:モノクロに暗転
カメラ:監督いい絵トレマシタヨ


■■■ OPシーン2 ■■■

シーンPL:九龍

RL:DAKから惰性で流れるニュース。
キミは自室で退屈そうにそれを眺めていた。
どこそこで何人死んだだの、どこかの企業重役が失脚しただの……実にくだらない。
突然、ポケットロンにコールが入り、老いた男性のアイコンが表示される。

「ミスター九龍、私はオールド・ワイズマンと申す者です。
 貴方に……ある事件の記録をお願いしたい」

九龍 大公:「ほう……、記録か。どんなものかね?」

RL:【ワイズマン】
「その事件とは……まだ、始まっていません。
 これから、この場所(アドレス)で起きるのです。
 貴方には、事件の一切合財を記録に収めて頂きたい。
 報酬はその記録そのものです。
 報道機関に売れば結構な値がつくでしょう」

アイコンはそれだけ喋って消えた。
いかにも怪しい。
だが、つまらないニュースを見ているよりは、遥かに”面白そう”だった。

TV:(「次のご機嫌なニュースは…ニューベリーギンザで…複数人の……が
   ……ブラックハウンドでは…殺人…として…」)

九龍 大公:「ふむ。一切合財を記録に、か」
九龍 大公:「――それは面白そうだが、ワイズマンとやら、俺の事をあまり知らぬようだな」
九龍 大公:「そんな面白そうな事件、報道機関なんぞに売ってたまるか(にやりとほくそえみ)」

助監督:それモノにできたら前作の「はっちゃけ東京ぶっちぎり刑事」の赤字が回収できるやも!

九龍 大公:「――その事件、俺がエンターテイメントにしてやろう」
九龍 大公:「貴様の望む、サイッコウに面白い映画にな! はーっはっはっ!」と一人で哄笑。




RL:では、そのほくそ笑んだ顔がアップになり、またカメラが引くと場面は切り替わっている。

……信じられない状況だ。
あの人物に言われたアドレスに言ったキミは、そこで殺戮の現場を目撃した。
忽然と現れたひとりのカタナが、凄まじい勢いで、
中華飯店の店内にいた者を悉く切り捨てて行った。

その場には、まさに血の嵐が吹き荒れていた。
そしてキミは――カメラを向けていた。

九龍 大公:「――こりゃヒデェ、皆殺しだ(言ってみたかっただけの台詞)」

RL:……気が付いた時、店内で生きている人間は、
もはやキミと、返り血で真っ赤に染まったカタナだけになっていた。
そのカタナにキミは見覚えが―― ウツダ シノウ ?
奴はキミに武器をつきつけて、こんなことを言い出した。

「――カメラを、構えろ」

《プリーズ!》で九龍の《暴露》を使用させます。

九龍 大公:「応よ!」 ノリノリでCMを流すぞ!

RL:では、シーンはここで終了する。
《暴露》の効果は次のシーンで描写される。


■■■ OPシーン3 ■■■

シーンPL:平和男

RL:街頭の立体モニタに表示される映像が、
突然、血みどろの中華飯店の店内の映像に切り替わる。

「ねぇ、何アレ?」「電波ジャックかよ、マジで?」

道ゆく人々がざわめく。
映像内の人物――返り血に塗れた男は、
人名らしき文字列がリストアップされた紙をカメラに向ける。

(『撮影:九龍大公』のテロップが画面下部に表示される)

名前は皆、表の社会・裏社会を問わずN◎VAにいる名士のものばかりだ。

「俺は―― ウツダ シノウ 。
 これから、このリストに名前のある100人を殺す」

「どんなに堅牢な城壁で身を守ろうとも、
 どんなに暗い闇の中に隠れようとも、
 俺からは決して逃れることはできない。
 俺は死神、俺は運命、俺は最後の刻を告げる鐘の音――」

電波ジャックが終わり、通常のチャンネルに戻る。

所変わって、その映像は、ブラックハウンド基地にも届いていた。
機捜課のオフィスで、課員の面々は口々に騒いでいる。
 平和男 もその中で、映像の中のウツダシノウを凝視していた。

「予告テロとは、また随分な」
「声明もないテロなんて有り得ない、ハッタリだよ」
「ありゃ中華街の何とかってレストランだな」
「殺人リストの特定まだか?」
「あのウツダシノウを緊急指名手配だ!」
「いずれにせよ、こりゃあ荒れるな……」

「あれ、平さん、どうかしましたか? 怖い顔して」

平和男:「…気にくわないな」(怖い顔)

レイ:「ただの愉快犯じゃねーのか?」

RL:すると、傍らに課長がやって来る……キミの内心を察したようだ。

「平さん、行ってください。
 ウツダシノウのことは、貴方が一番よく知っています」

平和男:「…、すみませんね。課長」

RL:では、平和男が平和でない舞台に繰り出すところでシーン終了だ。

平和男:「…本人とっつかまえてでも、この件について聞き出して見せますよ」
平和男:椅子に掛けてあったコートをひったくって街に出ます。

部下:「旦那、あんまりへんなことに首つっこむとかみさんにまた睨まれますよ(ニヤリ」

平和男:「…あー、かみさんか」(腹をつつかれ痛そうな顔)

(九龍大公:「3カメ、そっちの方、撮れてるか?」こそこそ)

RL:ではシーンは終了だ。


■■■ OPシーン4 ■■■

シーンPL:ウツダ 全員登場

死の充満する中華飯店。
ウツダ。
平。
九龍。
三つの流れはここでひとつに交わった。

平と九龍を尻目に、シャドウがサメのような笑みをウツダに向ける。

「――まだだ、ここでは、殺らない。ウツダ」

宇津田篠雨:「──俺を斬るという、お前は何者だ?」

RL:【シャドウ】
「――俺はお前を滅ぼす、影だ――!」

そう言うと、手近にいた九龍をウツダに向かって突き飛ばします。
そして自身は体ごと窓から飛び出し――

こんな捨て台詞を残して逃走する。

「――お前と殺り合うのは、もっと観客が多くなってからだ!」

その叫びが夜の闇にこだまする。

遠くから聞こえてくる、SSS等の企業警察のサイレン――

ガラス:ガシャーン

宇津田篠雨:押し付けられた九龍は、斬魔刀の柄で腹をどついて止める。

九龍大公:「ぐはっ! ……せ、迫り来る刀と斬撃のシーンは撮れた……ぜ」(がくっ)

平和男:「くそっ!」窓に向かってP10を発砲するが、間に合わない。

RL:さて、ここで《暴露》の効果により、シャドウは[社会戦ダメージ21:有罪]を受けます。
これを《神出鬼没》し、ダメージの効果を『カタナ』に移し変える!
具体的に言うと、冤罪で[抹殺]ダメージをウツダは受けました。
このアクト終了時までに、がんがって何とかしる!
……ちなみにシャドウのペルソナはカタナです。

宇津田篠雨:倒れた九龍をその辺に降ろして、入り口の方に振り返る。

九龍大公:(そりゃもう満足そうな笑みで気絶してる)

平和男:「おい、動くなよ」宇津田に照準を合わせる。

宇津田篠雨:みじろぎもせずにピースマンに言い放つ。
宇津田篠雨:「──立ちふさがれば斬る。後ろの連中も」

平和男:「逃げるのか!? …今回の件に関しては、現行犯で目撃者がいる。N◎VA中の市民が証人だぞ!」

市民:ざわ・・・ざわ・・・・
市民:ガヤガヤ…

RL:で、そうこうするうちにSSSが駆けつけま――

宇津田篠雨:「……あいつは俺の影だ」
宇津田篠雨:「俺を追うならば奴を、奴を追うならば俺を追うといい」
宇津田篠雨:《霧散》する。

RL:では、そうやってウツダは闇に消えました。

平和男:「…馬鹿野郎が」

宇津田篠雨:消える間際に「──お前を斬りたくはない」と言い残そう……

RL:SSSのサイレンの音、
野次馬のざわめき、
N◎VAの夜は実に騒がしい――

ここでOPは終了です。


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